『サマーウォーズ』
問答無用に最高傑作である。
いやはや。
途中泣きそうになること4回、エンディングロールのところでは場の雰囲気さえ許せばスタンディングオベーションすら厭わなかったね!
朝9時に起きたので「あ、11時の回間に合うなー」と最前列しか空いてなかったのですが、気にせず予約。で、開始10分前に映画館到着。
・・・・・・ひぃ、ふぅ、みぃ。あ、なんだ発券機に100人並んでるだけか。
ヽ(`д´;)/ マジデ!?
夏休みこえー。1000円こえー。もう予告編はいいから本編間に合うかなぁ・・・というレベルだったのですが上映時間になるとスタッフが「印刷や携帯電話で予約と座席が確認できればそれでご入場可能といたします」とアナウンス。ナイスTOHO!
映画館にもよるのですが、今回は最前列が画面にめっさ近いハズレタイプ・・・(´・ω・`) が、そんなのは些細なことであるくらい作品内容が素晴らしかった。90歳のババアがあんなかっこかわいいとは。おばーちゃんがヒロインな。そして見終わると●●がしたくなるのは間違いない。つか、●●、なんであんなかっこいいんだ。「■■■■!」
正直「時をかける少女」の期待値分、この「サマーウォーズ」は苦戦するんだろうなー、と若干の不安があったのですが、蓋を開けてみたら、個人的には「時かけ」の何倍も大好きだ。
あっちは体育会系恋愛青春モノというあんまり好みじゃない方向にもかかわらず面白かったわけですが、その出来で理系家族愛青春モノをやられたらそりゃストライクど真ん中ですわ。
数学オリンピック日本代表、になりそこねたやや気弱な少年。憧れの先輩からバイトを持ちかけられ、先輩の実家(戦国時代から続く旧家。ただしお金はない。でも、家はほぼお城w)へ。実はバイトとは90歳になる大おばあちゃんの誕生日会の間、先輩の恋人役をすることだった。
両親が不在気味で大家族の騒々しさに慣れてない少年は気疲れてしまってその夜はなかなか寝付けない。そんな時携帯にランダムな数列が送信されてくる。数学好きな少年は夢中になってそれを解き、解答をメールで返信した・・・
翌朝、ニュースには少年が犯罪者として指名手配されたニュースが流れていた。昨夜解いたものは全世界に普及した仮想空間「OZ(オズ)」のパスワードだったのだ! OZは個人の権限のままアバター(化身)を作成してほぼ現実世界と同様のことが可能なシステム。つまり、パスワードを入手した何者かは第三者のアバターをのっとることが可能で、その第三者がもし交通システムを変更できる権限がある者なら同様のことができてしまう。もし、核ミサイルのスイッチを押す権限があれば・・・
案の定、OZは大混乱。それが現実世界に波及し信号や、GPS、緊急アラートが誤作動し大混乱に。この混乱を引き起こした元凶に対して、少年は立ち向かうことを決意する。敵は全世界の人間の権限になりすますことが可能な何者か、仲間は戦国時代の血を引いた大家族!
予告編を観ただけで大家族モノとわかり、ややコメディ色が強いかなと思っていたのだけれど泣き・笑い・勇気がとてもよいバランスでした。つかここまで涙腺に来るとか反則すぎだった。公開日でもある今日、8月1日が実は作中の日付でもあるのでできれば今日観るととっても一体感があってオススメなのだけれど、それでなくても夏の間に、劇場で見ることを強くオススメします。名作。
- アーティスト: 松本晃彦
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2009/07/29
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