2006年下半期ライトノベルサイト杯
というわけでさっさとやってしまいましょう、2006年下半期ライトノベルサイト杯。他の人のを見てしまうとつい別のに投票したくなってしまいますからw(←生粋のひねくれ者) それにしても下半期だけで721冊あるという事実に吃驚ですわ。
「新人・新作部門」=「1冊で物語が完結する作品」
越後屋鉄舟『花守』(GA文庫)
【06下期ラノベ投票/単発/4797337125】
誰が何と言おうとも入れると決めていた作品その1。惚れた。→感想
枯野瑛『銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言』(富士見ファンタジア文庫)
【06下期ラノベ投票/単発/4829118776】
誰が何と以下略その2。寡作作家の新作ということで期待作だったけど期待以上。→感想
藍上陸『ブール・ノアゼット 世界一孤独なボクとキミ』(スーパーダッシュ文庫)
【06下期ラノベ投票/単発/4086303175】
新人応援。粗があってもいい、目立つ子でいて欲しい。→感想
以上3作品は最初からノミネートさせると決めていたので鉄板。さて他をどうしようかな。
西尾維新『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』(集英社)
【06下期ラノベ投票/単発/4087804399】
「1冊で完結する」という前提に立つと漫画『デスノート』を読んでいるという前提が必要なので微妙だと思ったものの読んでいてすこぶる楽しかったのは間違いないわけで。→感想
新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平『ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン』(富士見ミステリー文庫)
【06下期ラノベ投票/単発/4829163801】
「第5枠(遊び枠)にはこれを入れよう」と決めていたので(笑) 富士ミス作家による楽屋ネタ満載のどこに落ちるかわからない闇鍋本。素人にはオススメできない。→感想
次点としては
壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』(電撃文庫)
林トモアキ『戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス』(角川スニーカー文庫)→感想
伊都工平『モノケロスの魔杖は穿つ』(MF文庫J)
萩原麻里『トキオカシ』(富士見ミステリー文庫)→感想
浅井ラボ『TOY JOY POP』(HJ文庫)→感想
も知名度UP&応援のために入れたかったのだけれど…5枠だからしょうがない。ちなみにこのうち2作品の感想を書かずにいることに俺は仮にも感想サイトである事の是非を問いたい。
「シリーズ作品部門」=「物語が複数冊に渡って進んでいる作品」
西尾維新『化物語(上)』(講談社BOX)
【06下期ラノベ投票/複数/4062836076】
やはりコレですよな(笑) 西尾維新による天才的な会話の妙。蕩れ。→上巻感想/下巻感想
スズキヒサシ『タザリア王国物語 影の皇子』(電撃文庫)
【06下期ラノベ投票/複数/4840236070】
ツンデレを超えた至高のサドデレとして君臨するリネア様。我らリネア狂徒はリネア様の御為に!イエスユアハイネス!→感想
以上2作がまず思いついた鉄板。で、次に何があるかな〜と考えて、以下2つ。どちらもタイトルにしてる巻が好きだけれど投票の特性上書影は最新刊。
野村美月『“文学少女”と飢え渇く幽霊』(ファミ通文庫)
【06下期ラノベ投票/複数/4757730845】
2006年のラノベ界の最萌ヒロイン御三家・遠子先輩(他2名はリネア様と戦場ヶ原)。→感想
上月雨音『SHI-NO ―シノ― 天使と悪魔』(富士見ミステリー文庫)
【06下期ラノベ投票/複数/4829163798】
最終巻かと見紛う出来。青年が少女に何度も繰り返していた言葉が響く。→感想
海原零『銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so』(スーパーダッシュ文庫)
【06下期ラノベ投票/複数/4086303310】
有終の美ということで。第5枠(特別枠)はこれにしようと決めていたのです。→感想書けず
以上。データ元が表紙絵付きであったので大分楽でした。去年の総括もやっていたしね。あと今回は「新人・新作部門」と「シリーズ作品部門」が分かれていたので有り難かった。個人的に「人に勧める」という前提なのでつい「新人・新作」に偏ってしまうので。というわけで今回名前を挙げたものは私が責任を持って(?)オススメできますので興味を持たれましたら是非に。