『ムシウタ』アニメ化企画進行中!!


というわけでスニーカー文庫を予想外に早くフラゲ。”重大発表”はやっぱりアニメ化。1巻のマイナーな頃(というか今もそれほど人気があるとは聞かないんですが…)から応援していただけに「アニメ化されるほどの作品ではあった」ことは喜ばしい。アニメ化の是非がどうかはまた別の問題とし。

そもそもこの作品(と作者)は後半にいくにつれて面白くなってきた作品であって、1巻のみだと大して…割と「よくある」ストーリーラインだし…。それに1冊あたりである程度ケリがつくとは言え、基本はずっと続く一本道でアニメの尺でどの話までできるかわからないのが不安倍増。中途半端な終わり方とか、アニメオリジナル展開エンドとか(ノ∀`)アチャーな予想しか出来ない。

まあ、とりあえずアニメ化も決定したみたいなんでこれを機に気になっていた人は読むといいと思うよ。”夢”を餌にする怪物に目をつけられ、”夢”を代償に異能力を得た少年少女が”誰か”のために傷つけあって、自分を犠牲にして誰かを救う、そんな話。割と巻数出ちゃったけど(今月長編の8巻)、出来は保証。話の密度も濃いし、特に最近のクォリティはかなり高い。全体的にセツナサオーラを醸しているのも高ポイント。あ、あと同じ作者のマイナー作『消閑の挑戦者』も地味に良作なんでオススメ。

ムシウタ 01.
岩井 恭平〔著〕
角川書店 (2003.5)
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