『ルパン』

★★★★★★☆☆☆☆

悪くはなかったけど正直期待ハズレ(´・ω・`)

だって!ルパンがぜんぜん紳士じゃないんだもん!序盤のシーンから微妙に3枚目な演出があったから嫌な予感はしてたんですが……これじゃあただの熟女(カリオストロ伯爵夫人)のヒモじゃないか(;´Д`) クラリスもどうも好きになれない性格だったしなぁ…


ちなみにルブラン原作を読んでなくて「ルパン3世」しか知らないような人(さらにいうとルブランの原作の存在すら知らない人がいたりする。マジで。)も知ってそうな名前を敢えてあげてみたのはわざとです(笑) 小学生と言えばシャーロック・ホームズとアルセーヌ・ルパンとズッコケ三人組のシリーズを読むものだと思ってたのですがそうでもないらしいですね。軽くショックでした。あと「冒険者たち」は小学生必読の書ですよね。

話が逸れましたがそんなわけで私はアルセーヌ・ルパン好きなんですよ。なのでこの映画のルパンはちょっといただけない…既に偶像化された存在なので「原作と違う」とかそんな細かいことは言うつもりは毛頭ないんですが偶像だからこそこのルパンはいただけない……怪盗というかただのスリじゃないか…あとラストの後味が悪いです…なんでこんな後味が悪くなるだけの余分な部分を付け加えるかなぁ……(追記:あー、監督続編作りたいのか…)


原作FANとしてこの時代を映像として観れることは純粋に楽しかったです。けれど何度も言うようにルパンの造形が悪いし、物語としても起伏が少なくテンポも悪いので飽きてきます。むぅ…ルパン生誕100周年作品ということで37億円をかけて製作したり宝石を数々をカルティエが直々に提供していたりと期待してたんですけどねぇ……