電撃hp vol.46『ウィザーズ・ブレイン』特集

ウィザブレ。私がラノベに転んだ原因にして(つまりこのサイトの原因)5年経った今も全ラノベ中1番のお気に入りです。そのシリーズが電撃hpで特集ですよ! 評判は良いのにこういう販促的なものから縁遠かったからなぁ……

うむ。信者ならば「買い」な1冊。以下雑感。


書き下ろしイラスト多数(゚д゚)ウ-(゚Д゚)マー(゚A゚)イ-…ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ!!!!

キャラ紹介4P。は特に目新しい事はないかな? 未読者は新刊までのネタバレ注意。

そして世界地図2Pキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!


著者インタビュー10P。

三枝零一(さえぐされいいち)
1977年兵庫県原産。「超対称性理論に基づくダークマターの探査」という分かりにくい研究をやっていた過去がある。

面白そうな研究だなぁ。
Wikipedia超対称性理論
Wikipediaダークマター

――じゃあ、初めての小説はだいたい三ヶ月で書いた?
三枝:そうですね。実質はもっと短かったと思いますけど。
――それがなぜ今は……

それがなぜ今は……(※6年で9冊。最近はほぼ1年に1冊)いやはやまったく(笑) とは言え待つのが全然苦ではないシリーズなので1作1作着実に書いていってくれればそれで満足。

三枝:だからファンタジーですよ(笑)。『ウィザーズ・ブレイン』はSFじゃないんですってば。
――でも、ラノベの特集本とか紹介記事とかでは、必ずSFって書かれてますよね?
三枝:あれすごい違和感があるというか……これがSFだって言ってる人たちは、重力でリンゴが落ちたらSFなのか? って思います。

――(中略:IVで)ここでいきなり「いたいけな少年」という方向に突っ走りましたね。
三枝:突っ走ったというより、本来の自分のあるべき場所に立ち戻ったという言い方が正しいです。
――ショタなの?
三枝:女の子を書いてるより、男の子を書いてる時の方が楽しいですね。基本的に。

この後応募原稿にあった台詞だけど改稿で削除された会話とか、それぞれのキャラクターをどうやって形作っていったか、キャラクターの強さ、世界観の説明など読者としてはかなり面白い文章が続きます。必見。

――全何巻ぐらいになりそうですか?
三枝:エピソード的には今回がVIですからXで終わる予定です(笑)。
――ここから先がすべて上下巻で終わったとしても、あと十冊ぐらいあるってこと?
三枝:そうなりますね。それまでに打ち切られなければ!
――何年後に終わる予定ですか?
三枝:いや、そんな難しいことをぼくに聞かれても(笑)。

よくぞ聞いてくれました!っていう質問(笑)。

そしてエドがファンメイに隠れて初めて猫を飼うけれど、その猫が”幽霊”で……という短編『正しい猫の飼い方』16P。BUNKOYOMIのバレンタインデイの短編が微妙だったので短編に向かない作者なのかと思ってたけどそうでもなかったみたい。またひとつ世界観が明かされたし、エドの成長物語としてよく出来てた。

というわけで読者ならばこのhpは買い。未読者の方は今から1巻をw