『ゴッデス! 1 女神さまって大変なの』(HJ文庫)
少女たち(と少年)が神話っぽい異世界に飛ばされて〜と一世代前の少年少女向けファンタジー小説な感じ。
うーん、合わない。なにが合わないって(笑)と♪を多用したあとがきが。どうにも登場人物たちが身近に感じられないというか、読んでいて”距離”がある感じなんですよねー。ガラス越しに観てる感じというか。
人を殺してもほぼまったく罪悪感や興味がないあたりから違和感があったんですが異世界という環境に葛藤なしに馴染んだり”ひっかかる”ポイントが多すぎるかな。連載モノということもありストーリーが途中でぶつ切りで終了されるのもマイナス。
ライトノベル=ボーイミーツガールな様式に慣れた身としては少年が主人公の少女2人からまったくアウトオブ眼中なのは微妙に新鮮だったのですが、これだと話が盛り上がりませんな。ベタでも大事ですねボーイミーツガール。