6.0

『黒乙女-シュヴァルツ・メイデン- 黒き森の契約者』(富士見ファンタジア文庫)

あっれー? シノシノこんなところで魔女のコスプレして何してはるん?表紙をめくった1ページ目が完全に『SHI-NO』たん過ぎるぜ。さて陰影の強いゴシックイラストが好みすぎたので新人に挑戦してみましたが、うーん……なんとなく表紙から、そしてシノたんイメ…

『リリスにおまかせ!』(電撃文庫)

フツー。ケロQ絵師ということと、金髪ツインテ幼女が爺喋りということで読んでみましたが……びみょ。有象無象のエロゲメーカーがよく出す「萌え絵だけど、ストーリーが山梨で退屈」な感じ。黒髪ロングメイドの尊敬語だけで行く地の文は結構新鮮だったんだけど…

『刀京始末網 −ツキニホエル−』(ファミ通文庫)

2003年6月発売の続刊。本書をだいぶ積んでいた頃この表紙を見て「かっこいいにーちゃんやなぁ」と思っていたのでずが、実はこれ女の子だったのでちょっと吃驚。内容は大体同じ。ただ、敵の「理由」となる某「設定」が割と無茶な割に納得のゆく説明がないのが…

『ナショナルトレジャー リンカーン暗殺者の日記』

ナンダコレ。前作はホリデーシーズンに家族で楽しめる冒険映画としてかなり面白く、『インディ・ジョーンズ』の後継と言っていいかとすら褒めていたんですが2作目のコレは…正直ダメすぎる。くそう、「え? ナショトレ続編出るの? マジで!?」と喜んだ興奮…

『りっぱな部員になる方法。1)紙ヒコーキと四次元黒板』(スーパーダッシュ文庫)

子供向けミステリー倶楽部、みたいな。ナンダヨナンダヨ。「午前三時五分」なんてエッジなペンネームだからきっと中二病をこじらせた重度の西尾奈須フォロアーだと期待したのにっ!(勝手なことを)そんな期待をしていたわけですが箱を開けてみたら少年少女…

『魔女ルミカの赤い糸』(MF文庫J)

エロース。感覚と影を失った魔女の肌に口づけを這わせると彼女のその部位の感覚と影が戻る。しかし代償として己のその部位が破け、血を流し、感覚と影を失う。僕が本能のままに魔女の全身に唇を這わせ終えた時彼女は――いやもうこの設定が最高すぎてどうしよ…

『リヴァースキス』(電撃文庫)

もう1人の新人。男が目が覚めたら女の子になっていた! しかも隣には男のままの俺もいた!(幽霊に乗っ取られた!)というちょっと新しい話(笑)。幽霊野郎が消えるには自分とキスすればいいらしい。自分に体にキス?、冗談じゃねーということで他にキスし…

『武林クロスロード』(ガガガ文庫)

「これなんてエロゲ?」とはラノベ(特にハーレムラヴコメ)の感想としてよく耳にするフレーズですがこれなんて凌辱ゲ?という感想を持つものはそうはありやせんやね。というわけで筋骨隆々な女性たちが筋肉でバトる武侠モノ。最初表紙と挿絵を見たときの正…

『天使の飼い方・しつけ方 本編には一部ファンシーな内容が含まれております。』(集英社スーパーダッシュ文庫)

タイトル勝ち。作者名をみて「くそ、だまされるな俺! タイトルだけだ、タイトルだけの作品に決まっているッ!」と自分を抑えようと思いましたが一抹の期待を無視することは出来ずに結局買ってる俺。天使の女の子(元気・頭悪い)と悪魔の女の子(小柄・無口…

『ゴッデス! 1 女神さまって大変なの』(HJ文庫)

少女たち(と少年)が神話っぽい異世界に飛ばされて〜と一世代前の少年少女向けファンタジー小説な感じ。うーん、合わない。なにが合わないって(笑)と♪を多用したあとがきが。どうにも登場人物たちが身近に感じられないというか、読んでいて”距離”がある感…

『タロットの御主人様。』(電撃文庫)

うーん……。魔のタロットの封印が破られてカードが飛び散った! カードはそれぞれ少女に取り憑いてカードの”属性”らしい攻撃で主人公の少年を襲う! 少女を倒して口づけをし、”支配”してすべてのカードを集めないといけないのだが――なんちゅーか。ベタすぎで…

『カレイドスコープのむこうがわ』(電撃文庫)

うん。この作品についてみんなの心はひとつじゃないかと思う。なんで帯の台詞(「義理じゃないけど、チョコいる?」 )の委員長(井上さん)の出番がおざなりなんだよ! おっかしいよ! 帯とかあらすじとかあきらかにメインヒロインの扱いじゃん!? なんで…