『クジラのソラ 02』(富士見ファンタジア文庫)

うお!そうくるか!

1巻で提示された割と期待が膨らむ「今後の展開予想」を早くも2巻でぶん投げ、よりもっと面白そうな展開に持っていきました。いや、すげぇ。そしてガッチガチに密度高いなぁ。1冊読み終わってすこぶる満足な溜息が出ます。

菊池政治のイラストはいいなぁ。好み。カラー1枚目、アリス・ヴァレンタインにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!って感じだったんだが本編の出番はそんななかったね(´・ω・`) 1冊あたりでフォーカスする人数を決めてあるのかな。出番の少ない主要人物もいるけれど、メインになったら一気に掘り下げる感じ。

これでシリーズとしてガチな安定性を得たかな。デビュー作『琥珀の心臓』を思い返してみても途中でへたれずに満足した結末を与えてくれそう。オススメ。

余談)あとがきで違和感感じると思ったら前フリの挨拶と謝辞がなかった。

クジラのソラ 02
瀬尾 つかさ著
富士見書房 (2007.1)
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