感想

『サマーウォーズ』(角川文庫)

※イカ、映画『サマーウォーズ』のネタバレしまくり注意。名作だから映画館で観れ絶対。 映画『サマーウォーズ』、名作ですよ。2回観ちゃったぜ。ただ、シナリオ的に若干もったいないところや、惜しいところがあるのも確かです。もったいないところは最終決…

『サマーウォーズ』

問答無用に最高傑作である。 いやはや。途中泣きそうになること4回、エンディングロールのところでは場の雰囲気さえ許せばスタンディングオベーションすら厭わなかったね! 朝9時に起きたので「あ、11時の回間に合うなー」と最前列しか空いてなかったのです…

『焔のシグナティス』(電撃文庫)

本屋行ってラノベ棚をふらふらと流して「あ、MF出てるのかー」と思ったら見慣れた名前を見つけて普通に時が止まったり。リネア様、もといタザリアはどうした!で、いつもどおり読みやすい文章だったのでさっくりと読了。内容は「普通の男子が異能の女の子と…

『チーム・バチスタの栄光』(宝島社文庫)

持病「流行ると読みたくないでござる」病が発病してしまったので読んでなかった本作。映画化もされ、もうすぐTVドラマも開始ってますます売れてますなぁ……なのにミーちゃんよろしくなんでこんなタイミングで読んだかというと舞風さんとこで「二つ名持ちの…

『θ―11番ホームの妖精』(電撃文庫)

おぉ。これは良い。ラノサイ杯で気になった「θ」ですが、やー、これはアタリでした。設定、キャラ、ストーリーともに良く、きっちり自分の世界(物語)をモノにしてる感じ。この作者はデフォ買い決定だなー。今から100年くらい先(?)の、「どこでもドア」…

『お釈迦様もみてる 紅か白か』(コバルト文庫)

はいはーい、タイトルからてっきり志摩子さんメインの話だと思ってた人挙手ー……さて。そんなわけで花寺メインの「マリア様がみてる」の男子校外伝でした……。前情報知らずにネットで買うとこれだから怖いぜ。つーかこのタイトルの同人BL本とかありそうだな…そ…

『さくらファミリア!』(一迅社文庫)

「言う通りにしたのに祐太は思い出さなかった!」と、エリはぼくを指さして憤慨する。 「最後までやらないからよー。ゆんゆんはエリさまのはじめての人だし、赤ちゃんがやってくるのはコウノトリでもキャベツ畑でもないってさっき教えたでしょ?」 「あんた…

『幻想症候群』(一迅社文庫)

西村悠、あとがきで言うからどんだけ出してなかったんだっけ、と思ったら前作からたった1年4ヶ月じゃないですか。甘い甘い。というわけで『二四〇九階の彼女』(電撃文庫)の西村悠が一迅社文庫で新作。『二四〇九』はぶっちゃけキノ旅というか、絶賛する出…

『ナルキッソス』(MF文庫J)

片岡ともはずるい。だってだって! 幼い頃から不治の病で終末医療の階である7Fの住人になって遂に死を迎えようとしている我侭ひとつ言わない少女と、唐突に余命を宣告された普通の大学生の青年が家でも、病院でもない死に場所を探す旅に出ようとして、 寒空…

『えたーなる☆ふれんど 〜From はぴねす!〜』(なごみ文庫)

じゅ、じゅ、準にゃんルート!!???最近新刊情報を調べることもなく、ヲタ系本屋を流すこともなかったのでとらのあなで本書を見つけたときはマジで動揺したわwww「あ、なんか黒髪ロングキャラ2人の表紙だー」(手に取る)「タイトル『えたーなる☆ふれ…

「狼と香辛料 ボクとホロの一年」

■DS「狼と香辛料 ボクとホロの一年」発売! 初回限定版が30分で完売したショップも ■狼と香辛料DSソフト「狼と香辛料 ボクとホロの一年」が本日発売! というわけで最近めっきりファンアイテムを買わなくなってたのにうっかり予約してしまったホロDS。なんだ…

『黒乙女-シュヴァルツ・メイデン- 黒き森の契約者』(富士見ファンタジア文庫)

あっれー? シノシノこんなところで魔女のコスプレして何してはるん?表紙をめくった1ページ目が完全に『SHI-NO』たん過ぎるぜ。さて陰影の強いゴシックイラストが好みすぎたので新人に挑戦してみましたが、うーん……なんとなく表紙から、そしてシノたんイメ…

『疾走れ、撃て!』(MF文庫J)

タイトルに負けて購入(笑)や、なんかきたんですよ、何かが。決して表紙のぴっちり服なロリ軍人(無口)に惹かれたわけでは! そんなわけで珍しく軍人モノ。中学卒業後の徴兵が義務化された日本。平凡な少年が徴兵され、ハートマン軍曹の言葉責めに逢いなが…

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

感 無 量 。インディ・ジョーンズ19年ぶりの復活ですよ! スピルバーグ&ルーカス&フォードですよ! いやぁ、嬉しい嬉しい。このテーマ曲&フェドーラ帽&鞭で湧き上がるKO/U/FU/Nをどうしたものか。最近の続編ブームの「ターミネーター」「ダイ・ハード」…

『Xトーク』(電撃文庫)

KOEEEEEEEEEE!!!!!いわゆる「百物語をしましょう」から始まる”怖い話”の短編集。いやはや、ちゃんと怖いし、オリジナリティがあります。読んでいてゾクゾクと「来るぞ、来るぞ」と思っていて次をめくるとイラストだというのが透けて見えるときなんて「どんな…

『桜田家のヒミツ〜お父さんは下っぱ戦闘員〜』(電撃文庫)

最終選考落ち。帯にも「最終選考会で賛否両論」とありますが、私は好みじゃないなー。下っぱ戦闘員といえば『仮面ライダーになりたかった戦闘員』が真っ先に浮かびますが、まぁ表紙絵からすると『世界平和は一家団欒のあとに』風なのかなー、と。どっちにし…

『リリスにおまかせ!』(電撃文庫)

フツー。ケロQ絵師ということと、金髪ツインテ幼女が爺喋りということで読んでみましたが……びみょ。有象無象のエロゲメーカーがよく出す「萌え絵だけど、ストーリーが山梨で退屈」な感じ。黒髪ロングメイドの尊敬語だけで行く地の文は結構新鮮だったんだけど…

『SH@PPLE—しゃっぷる—』(富士見ファンタジア文庫)

これはかなりの良作。やー、タイトルといい表紙といいあらすじといい全力で「駄コメ」臭がしていたので回避していたのですが平和さんがやたら持ち上げるのでついに購入。おぉ、これは面白い面白い。結果、途中で飽きることなく1冊一気に読んでしまいました…

『ライトノベルの楽しい書き方2』

これは良いヲタの妄想。「誠死ね」の後に読むとほんわかする三角関係ですね! 基本善人の登場人物たちで三角関係という前フリだったので適当にラブコメしつつ無難にハーレム維持な終わりかな、と思ったら…本田透、やってくれるぜ……。この身の引き方は新しい…

『僕がなめたいのは、君っ!』(ガガガ文庫)

キモヲタの妄想乙。B級なのはわかってるけど、わかってるけど! このタイトルは! このタイトルだけは実際に自分で読んでみないと落ち着かねぇ! そんな釣りタイトルにクマーッ! な第2回小学館ライトノベル大賞<ガガガ賞>受賞作。……あれ、いつの間に第2…

『死図眼のイタカ』(一迅社文庫)

あかん千紗都! それは恋愛フラグやない! 死亡フラグや!というわけで『さよならピアノソナタ』『神様のメモ帳』の杉井光の新作はデビュー作『火目の巫女』の鬱ストーリーを彷彿とさせる伝奇モノ。この人やっぱエグイよ! 良い感じに好感持たせてザクザク殺…

『死神のキョウ』(一迅社文庫)

さてラノベ戦国史に一迅社が参戦しましたね。ビッグネームではないものの中堅どころの作家を第一陣に揃え、表紙イラストも白背景で統一感と綺麗さがあって良い感じです。なにより背表紙にイラストを大きめに、でもうざくならない感じに入れているのが「わか…

『ミスマルカ興国物語 II』(角川スニーカー文庫)

巫女服の将軍だと…!?緋袴の上に軍服を羽織るのはなんか販促だと思います、サー。誤字気にしない。あとがきによると、1巻は編集部がはしゃぐほど売れたらしいですね。「マスラヲ」も割と平積みされてるしこれは遂に林トモアキの時代が来ましたかね!?さて…

『アキカン! 5缶めっ』(集英社スーパーダッシュ文庫)

なんというテコ入れ……ッ!もう5巻だし、アニメ化も決まったようだし、もうこれ以降は安定志向だろうからもうこのあたりで一旦切ってもいいかな?(もし評判がさらに上昇するようなら再開する予定で) と思っていたら表紙の新キャラですよ! おしるこ缶です…

『紅〜醜悪祭〜(下)』(スーパーダッシュ文庫)

薄杉ワロタ。なんだよこれ! 下巻180P弱ってわざわざ上下巻にする意味なかったじゃん! SDでこんな薄さ初めてみたよ! bk1の箱開けて吃驚したぜ……まぁ、別に薄くても面白けりゃいいですよ。後半長くなりそうだったけど推敲したら短くなっちゃったんでしょ…………

アニメ版『紅』第1話

一瞬「戯言シリーズ」アニメ化したのかと思った…>OP邪気眼にしか見えない…orzなにこの(性格が)綺麗な紅香うーん、公式発表感じたように紫がぷにっとしてて好みじゃねぇ…なんでこんなドロドロしたつまらない部分から始めるのか…完全に初心者置いてけぼりだ…

『銃姫1』『2』『3』(MF文庫J)

「台詞が良い」って話は聞いてたので後で読もう、絶対読もうと思っていた作品。買ってあった3巻まで読んでみましたが名台詞というよりは魔法の呪文代わりの文章が綺麗だなぁ、という感じ。とはいえ1巻ラストの「心よ。届け、弾丸のように――」は確かに名台詞…

『12DEMONS』『12DEMONS ?』(電撃文庫)

2005年9月発売。上下巻。表紙(イラスト)が反則。タケシマサトシの絵が個人的にストライクゾーンすぎる。あ、『付喪堂骨董店』も同じ絵師だったのか。この人いいなぁ。学園祭当日、12人の男女が異世界(誰もいない別の位相?)に召喚され、それぞれ悪魔の部…

『ラストビジョン』(電撃文庫)

2001年10月発売。今でもコアなラノベ読みの中ではちょいちょいと名前が出てくる作品。タイムスリップネタの青春ストーリー。描写が淡々としてる上にSFにも青春にもどっちにも寄り付かない感じで全体的に弱い感じ。ただそれでも某人物の名前の由来(正確には…

『刀京始末網 −ツキニホエル−』(ファミ通文庫)

2003年6月発売の続刊。本書をだいぶ積んでいた頃この表紙を見て「かっこいいにーちゃんやなぁ」と思っていたのでずが、実はこれ女の子だったのでちょっと吃驚。内容は大体同じ。ただ、敵の「理由」となる某「設定」が割と無茶な割に納得のゆく説明がないのが…