『学校の階段 4』(ファミ通文庫)

誰もが予想外だった実写映画化が決定した「階段部」の少年少女を描いたシリーズ4作目。

前巻のヒキでダークサイドな笑みを浮かべていた「階段部」ブレーン・三枝。体育祭の後、突然に「退部届」を提出しそれを受理させるため「階段部」に悪言を吐き追い込んでいく三枝。想いを寄せる見城すら拒絶した三枝の胸中は――


いやぁ、前回のヒキがアレ(仲間裏切り風味)だったのでどんな展開になるのかと思いきや正しく青春モノな「学校の階段」でした。青臭いながら清清しくていい。特に今回は個人的に一番共感できるネガティブ頭脳派少年の悩みだったので割とプラス補正。

まー、そろそろ「退部します!→ひきとめるために階段レース」の流れは飽きたので次は別方向にしてほしいなw 三枝の親御さんもここで次巻に続くような大技しかけるとおもったら説得されるしw いやこういうのも含めてこのシリーズ好きだよw

今回のヒロイン見城。スポーティー少女ということで割と眼中に入ってなかったのだけどP245の挿絵で見直した。最初「ちょwww見城空気嫁wwww」と思ってしまった俺を許してくれ(;´Д`)

余談。中村ちづる、表紙なのに出番なし。いやあるか。胸もまれる。あと『かのこん』と続けて読むと朝比奈あかねとデジャビュ