『レジンキャストミルク6』(電撃文庫)

挿絵だけパラパラめくると「これどこの学園ラブコメ?」の体なのに文章を読むとネガティヴな鬱展開がフルスロットルに入っちゃってるレジミル第6巻。

クライマックスも近いので「今まで常識だと思っていた設定」を根底から覆していく様は圧巻です。にしても残酷すぎる鬱展開っぷりがアレです。作者の本領発揮です。1巻でぬるいとか言ってごめんなさい。1巻の頃は鬱を控えめにしておいて段々と毒物の量を増やしていき、感覚を麻痺させるだなんてなんて素敵な作戦だったんだ!(被害妄想です)

キャラに好感を持ちつつ、かつ読み応えがあるラノベを読みたい人にオススメ。

レジンキャストミルク 6
藤原 祐〔著〕
メディアワークス (2007.3)
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