『円環少女 5 魔導師たちの迷宮』(角川スニーカー文庫)

以前からかなりオススメのシリーズでしたが、うん、今回ので1ランク上に格上げでございます。”わかりやすい”味が多い(というか売りの)ライトノベルには珍しい重厚さを持ち始めてきています。オススメ。

今回は近代史の要素も混ぜてきて、元から割と物語の背景をちきんと書き切る作家だったこともあり物語の説得力が強いです。また、主人公の心情も丁寧に描いたことから後半の感情移入・盛り上がりが心臓に直撃。いやもうハラハラドキドキで次巻が待ちきれませんね!?

バトルも仁の銃撃戦や《茨姫》オルガの戦闘シーンなど映画を観ているようで惹きこまれます。あ、メイゼルのサドデレっぷりも健在。まずは冒頭に引用した文章でニヤニヤするといいよ!(マテ

円環少女(サークリットガール) 5
長谷 敏司〔著〕
角川書店 (2007.5)
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