『らき☆すた―らき☆すた殺人事件』 (角川スニーカー文庫)
駄本。
ダメだ…まったく受け付けない……「殺人事件」というタイトルで断ってはいるものの、『らき☆すた』の緩いキャラクターでガチの殺人事件というのはなんだ、ファンの集う画像掲示板でキャラの血みどろグロ絵をUPしてニヤニヤしてる下衆に感じる不愉快さというか、そんな感じ。そのうえ親友の死にまったく動揺せずにオタクアイテムげっと!とかやってるこなたとかもうね…
竹井10日も落ちぶれた私と感覚が合わなくなってきたなぁ…『秋桜の空に』の頃は山田一(田中ロミオ)・王雀孫・竹井10日が俺内おもしろ良テキストライター御三家だったんですが……『お姉ちゃんの三乗』で見え始めた普通の人とは合わない独特の部分、ぶっちゃけ”引く”くらいにアレな部分が最近はとみに突出してきてテキストの面白さを塗りつぶして不愉快さで上書きしてしまっているような。今回は特に他人の土俵なのに自分の作品の宣伝が酷くてなんか…もう見てらんない。
とはいえあれです。「〜〜カナ?〜〜カナ?」「2回言うな」の『秋桜』ネタには今でもニヤニヤしてしまう俺ガイル。まあ、今だと『ひぐらしのなく頃に』のレナだと思われそうでがっつり凹みますが。せつなげにささやけ。
そういえばツンデレの語源(と一説には言われる)ヒロインを生み出したのも『秋桜』でしたね…本文中で「ツンデレ」について語る部分、それを思い出すと結構ニマニマ。読み終わってから気づいたけど。
あー、『秋桜』再プレイしようかなー。ちょうど一緒に読んだ『バカとテストと召喚獣』が好きな人なら絶対ハマると思うよ。まあ今から買えるかわからないけど……。
- 作者: 竹井 10日,美水かがみ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/08/31
- メディア: 文庫
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