『9S memories』(電撃文庫)

読み応えのあるSFアクションシリーズ「9S」の短編集。由宇と八代の最初の事件、闘真と麻耶の出会いの2編はファン待望のエピソードでもあり興味深く、また楽しげ。しかし今巻の見どころは断然書き下ろしの蛟とクレールの過去話ですよ! 何回か言ってますが、私前日談ってだけで涙腺ゲージがやばくてですね。それも本編で不幸に死んじゃう人の幸せだった過去話とかもう倍率ドンですよ。王道だろうがなんだろうがこのエピソードは良い!

ああ、せつないなぁ。せつねぇよこの人たち……シリーズを最初から読み返したらきっと感じ方が変わってるんだろうなぁ……

9S(ナインエス)memories (電撃文庫)

9S(ナインエス)memories (電撃文庫)