『マリア様がみてる キラキラまわる』(コバルト文庫)

蔦子さんや笙子、可南子まで含めたほぼオールキャストの遊園地デート。なのにどの組もそれぞれトラブルが発生したのか険悪な雰囲気で……? 卒業を目前にした、最後の想い出エピソードってところでしょうか。「マリみて」らしいほのぼのしたトラブルとまったりした解決で温かい読後感です。

蔦子・笙子・可南子と結構好きだけど脇キャラポジションな人たちの出番が多くてうれしいですね。特に途中の電車でカメラを壊してしまい、1日カメラなしで過ごすことになってしまった蔦子さんのエピソードが素敵です。やっぱり蔦子さんよいわー。次いで笙子の姉、蔦子さんの伯父がナイスアシスト。

しかし……気がつけば32巻目ですよコレ。たまに気づいて愕然としませんか?(あ、来年の4月で1巻発売から10年だ)

マリア様がみてる 30 キラキラまわる (コバルト文庫)

マリア様がみてる 30 キラキラまわる (コバルト文庫)