「狼と香辛料 ボクとホロの一年」

DS「狼と香辛料 ボクとホロの一年」発売! 初回限定版が30分で完売したショップも
狼と香辛料DSソフト「狼と香辛料 ボクとホロの一年」が本日発売!


というわけで最近めっきりファンアイテムを買わなくなってたのにうっかり予約してしまったホロDS。なんだかんだで品薄らしいですね?

さて本作はロレンスのいないパラレルワールド?で、「純朴なショタ行商人の卵となって、行商しながらホロを1年以内に故郷に連れていくのだ」というゲーム。ゲーム内容的には「街で商品を買って、荷物個数制限有りの馬車に載せて、日数をかけて隣の街へ行って、高値で売る」という金儲け要素と、同時に「酒場で噂を集め、他の街の情報を得ると行けるようになるので人の話を聞いて、ホロの故郷の噂を探す」要素が混在した感じ。

で、金儲けよりホロ優先でやったら1週目でベストエンディングを迎えてしまいましたっ>< まぁ、普通にやるとこのエンディングな気がしないでもない。電撃オンラインが熱く語っているとおり(笑)、「ホロかわいいよホロ」なゲームですなー。

ゲームの第一印象としては「低予算」で「製作に時間をかけていない」感じ。酒場主人と商人はどの街にもいるのですが、立ち絵を全部とは言わないけど何人かのバリエーションは欲しかったなぁ。これが単調さに拍車をかけるし、その上酒場主人に噂を聞くのは必須作業なのに「情報はないよ」が続くと辛くなってくるぜ…

…そうなのですよ単調なのですよぶっちゃけ。まあ、ゲームシステム的に単調になりやすいゲームではあるんですが全体通して深く考えて設計されてないユーザビリティがダメすぎて拍車をかけるんですよね。ある街で「売る」&「買う」はワンセットなのに、いちいちメイン画面に戻らないと切り替えができない。メイン画面に戻る時にでる注意書きにOKしないといけない、一括売りが基本なのに全商品を選択しないといけない、などなど…もうちょっと考えればこんな造りにしないと思うんだけど。(タッチペンをずらすと選択しやすいってクリアしてから気づいたよ!←説明書嫁)

行商システムのアイディアは良いのだけれど難易度がぬるすぎる感じ。一応、遠くの街の人気商品がわかるのでそっちに売ったほうがより行商らしいんでしょうがこれやるより普通に「その街の高額商品から順に買えるだけ買う」→「ホロ関連で行く必要があるルート通りに進み、隣の街で全売り」だけで十分なんですよね…。これだと非常に単調。遠くの街に売りにいっても強くメリットがないのが問題だなぁ。稼ぎ額の目標値とか、難易度があればまだ良かったんですが…

そして商品は全部値上がりするのがつまりませんな。暴落とか、悪徳商人とかないし。一応商館がたまーに大口の投資を募っているのでそこに賭けてハラハラはできるんですが、街の噂をバカ正直に信じるだけで簡単に予想可能。ホロとの好感度も「正しい答え」が出るまで何度でも選択可能、というかループにはまって正しい答え言うまでループ抜けれん。間違った選択肢→BADENDくらいはして欲しかったんですが…。でも12個もエンディングあるってことはBADENDもあるのかなぁ。


まあ、そんな作業感に不満はありますが、値段相応か、ちょっと下くらいには楽しめたのでまあ良し。なんだかんだで6時間ぶっ続けでクリアしちゃったんだし。好感度上げたホロをタッチするとデレデレなのがニヤニヤですよ。