『BITTER×SWEET BLOOD』(電撃文庫)

人外の美貌を持つが無愛想な謎のクラスメイトの少年に夜の街で声をかけたら首筋を噛まれてKA・I・KA・N

な序盤で「しまった、レディコミか!」と一瞬後悔したものの読み続けていくとそんな雰囲気は薄れていき、普通に楽しめる「ちょっと人外青春恋愛モノ」でした。ただ表紙やイラストから感じるオサレ系というかカコイイ系な雰囲気も継続中なのでいい感じのバランス。

主人公の少女は可愛らしい丁寧少女。ぽけぽけ寄り。少年は無愛想でオレ様でかっこつけ。(なんかこやつは今後戦闘で足を引っ張ったりアルゼイド化する予感!?)基本この2人の関係ですがそれぞれに2人ほど親友キャラがいるので男女6人でいい感じの青春ぐらふちー。

他に吸血鬼としてウン百年生きてそうな金髪お嬢様(完全趣味でいたぶっているのでサドデレ期待の新人ですねw)とか、ひらがな発音の金髪ロリータとか、ヤンデレ(というか黒姫かな)な○とかキャラクターもいい感じ。ただ吸血鬼サイドの詳細は今回は説明を放棄しているので今後に期待ですが。

特にロリのサウラたんがやばいのでカラーページのラストをめくってみるといいと思います。お持ち帰り決定ですよ。
「しんぱいごむよう。わたしはふじみです。まじだぞ?」

余談。今月の電撃文庫は買うものがないなぁと嘆いてる諸兄に薦めるならこの一冊ですな。