『恋のドレスと硝子のドールハウス』(コバルト文庫)

タイトルに「恋の」とか入ってるとこっぱずかしくて感想を上げるのが躊躇われたりしませんか? な、ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ6冊目。

仕立て屋の地味な女の子と貴族青年との恋と、女の子がドレスを仕立てる貴族の女の子の恋を描く1冊完結型のお話。19世紀ロンドンの世界観(ドレス、紳士、貴族)と、好感が持てるキャラクターたちがなにより魅力的。

ドロドロとしてない、男の子と女の子が1対1対応なので安心して読めるというか、読後感がすっきりなお話。割と男性も普通に読める気がするのですよ。本屋で買いにくいけどな。

読みやすいし、イラストも綺麗だし、なにより定期的に安定して出るのでオススメです。

恋のドレスと硝子のドールハウス
青木 祐子著
集英社 (2007.4)
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