『”文学少女”と慟哭の巡礼者』(ファミ通文庫)

爪切り。

……爪切り……ッ!!!

既読者だけニマニマしててください、サー(怖痛い意味じゃないよ)。とりあえず半身不随→爪切りでアレにもっていった作者は天才だと思った、マジで。今年のライトノベルで屈指の名シーンですよ。一部の趣味の方専用で。

さて今回は遂に”彼女”のお話。ほぼ全編シリアスですよ! こ、こころが痛くて見てられない…ッ! 今回はミステリ的なサブストーリーを組み込まなかったので中盤ややダレたかな、と思うものの後半の文学ネタとストーリーを重ね合わせたクライマックスは見事の一言。あやうく最終巻かと思った。

余談。良シーンといえば赤いマフラー巻いて○○もビジュアル的に大好きなのですが『天使のいない12月』の印象のほうが強いですねぇ。雪緒大好きなんで。んでその後記憶喪失とかどんだけエロゲやねーん、と思ったらフェイクでほっと一安心

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)