『ツァラトゥストラへの階段』(電撃文庫)

『扉の外』の土橋真二郎の新作。絵師もそのままだし、中途半端に終わった『扉の外』の世界観を別視点からちゃんと完結してくれたりしないかなぁ、と妄想してたらドンピシャwww まあ、きっちり前作とリンクするかはわかりませんが今後に期待。

基本ストーリーはまったく一緒。命をかけたゲームの知能戦といった趣。ただ、1巻限りではなくシリーズとして長期的に考えられてるせいか前作より緊迫感、スピード感が弱くなったかな。おまけに同世代の少年少女だったのに対して今回は大人も参戦。うーん、子供ならまだしも大人でこの思考はどうかなぁ、とちょっと思わなくもない。何より超能力じみた要素はなんだかなぁ、うざいなぁ、こういうの…編集部補正かなぁ……

ヒロイン。…『扉の外』の蒼い子や本性腹黒予感なピュア娘ほど琴線にこないなぁ。悪くはないんだけどクーデレもロリも底が見えるというか…あ、オリビアは可愛かった。