『天空のアルカミレス 4 カストラの虜囚』(電撃文庫)

最終巻1つ手前。相変わらず安定してストーリーの進捗のバランスがよく、「プロ」というか「技術屋」な作家さんだ。でも地味なんだよなー。バトルものなのでそんな地味であるはずがないんですが…なんだろう、「突き抜けきらない」というのだろうか…。さくさく読めるし、絵も綺麗だし、変身バトルものだし、「こういうのがライトノベル」と初心者に薦めやすい感じではなかろーか、と思うのですが。

テリオンという、人類を滅ぼす存在(人型)に対して少年と少女が外骨格の鎧を纏って戦うお話。素直な、心地よい心根の登場人物たちなので気負わずに読んでいけます。

余談。あ、今月電撃文庫の2大ジミニスト(幼なじみ+地味)作家が同日発売ということに!>もう1人は渡瀬。

天空のアルカミレス 4
三上 延〔著〕
メディアワークス (2007.3)
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