『学校の階段7』(ファミ通文庫)

生徒会選挙!

中高生向けであるライトノベルで中高生に身近な生徒会選挙を真っ向からやるってのが新鮮で素晴らしいですね。しかも奇をてらわずに。「実際生徒会選挙って別に面白いもんでもないしなぁ」というのが身に染みているだけにちょっとやそっとの力量じゃできませんぜ。

というわけで「自治に興味がないなら支配してしまえばいいじゃない」なクールビューティー・あやめ様 VS 「なんとかします!がんばります!」な熱血フルスロットル平凡少年・缶バッチの生徒会選挙。個人的には無策で精神論を打つ缶バッチより理知的に支配が合理的だと考えるあやめ様の思考のほうが好きだし自分の性格が近いのでこの作品の雰囲気とは正反対なはずなんですがなかなかどうして楽しめました。

いやぁ、あやめ様じゃないですがこれは今後の生徒会のドタバタがすごい楽しみ。生徒会のエピソードにシフトしていっても全然戦えそうですね。むしろ希望。にしてもこのエピソード、やっと缶バッチに春が来た!と思ったらダークサイド娘で「缶バッチ南無」とか思ってたらちゃっかりとフラグ立てやがってこの野郎

あと地味に幸せオーラな三枝に嫉妬w

学校の階段〈7〉 (ファミ通文庫)

学校の階段〈7〉 (ファミ通文庫)