『扉の外3』(電撃文庫)
物議を醸したこのシリーズも遂に完結。→1巻の感想→2巻の感想
なのに新キャラで新ゲーム。今度はバーチャル世界でサバゲー。『バトルロワイヤル』っぽい展開が割と面白いもののメインストーリーがちゃんと閉じるのか不安に思ってたら…閉じない……ちょ、え、おま。あと1冊あれば奇麗にまとまりそうだったのにこれで終わり!? 惜しい…まあ電撃の3冊ルールから逃れられるほどは売れなかったのかもしれませんが、勿体ないなぁ…一応予想はできるんだけどきっちり作品内でまとめて欲しかった…
さておき今回はセーラー服の美少女がリボルバー型の銃を握って殺し合いという素晴らしい設定(服はサバゲーっぽいものに替わったけど)。主人公は割とエグイ作戦もとれる策士型の少女。善人とは言えないけどいままでに比べてムカツキ具合は少なくなったかな。策士な腹黒少女萌えー。
まあ、もう決まってしまったことをうだうだ言ってもしょうがないので作者には次回作で頑張って欲しいところ。3冊ともマンネリな焼きなおしではなく、それぞれ面白い”ゲーム”の設定とストーリーテリングでしたし、まだまだ枯れてないでしょう。
- 作者: 土橋真二郎,白身魚
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/09/10
- メディア: 文庫
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