『”文学少女”と慟哭の巡礼者』(ファミ通文庫)

爪切り。

……爪切り……ッ!!!

既読者だけニマニマしててください、サー(怖痛い意味じゃないよ)。とりあえず半身不随→爪切りでアレにもっていった作者は天才だと思った、マジで。今年のライトノベルで屈指の名シーンですよ。一部の趣味の方専用で。

さて今回は遂に”彼女”のお話。ほぼ全編シリアスですよ! こ、こころが痛くて見てられない…ッ! 今回はミステリ的なサブストーリーを組み込まなかったので中盤ややダレたかな、と思うものの後半の文学ネタとストーリーを重ね合わせたクライマックスは見事の一言。あやうく最終巻かと思った。

余談。良シーンといえば赤いマフラー巻いて○○もビジュアル的に大好きなのですが『天使のいない12月』の印象のほうが強いですねぇ。雪緒大好きなんで。んでその後記憶喪失とかどんだけエロゲやねーん、と思ったらフェイクでほっと一安心

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)

08/30

ツキノツバサ様より】
生放送最大の事件ってなんだと思う?
たぶん普通の感覚ならそんなグロくないはず。よっぽど感受性豊かだとどうかわかんないけど。でもそれをさておいても見る価値のある映像ばかりだと思う。てか今日の俺の睡眠時間返せwww


【】
さよなら絶望先生 コボちゃんバージョン

『らき☆すた―らき☆すた殺人事件』 (角川スニーカー文庫)

駄本。

ダメだ…まったく受け付けない……「殺人事件」というタイトルで断ってはいるものの、『らき☆すた』の緩いキャラクターでガチの殺人事件というのはなんだ、ファンの集う画像掲示板でキャラの血みどろグロ絵をUPしてニヤニヤしてる下衆に感じる不愉快さというか、そんな感じ。そのうえ親友の死にまったく動揺せずにオタクアイテムげっと!とかやってるこなたとかもうね…


竹井10日落ちぶれた私と感覚が合わなくなってきたなぁ…『秋桜の空に』の頃は山田一田中ロミオ)・王雀孫・竹井10日が俺内おもしろ良テキストライター御三家だったんですが……『お姉ちゃんの三乗』で見え始めた普通の人とは合わない独特の部分、ぶっちゃけ”引く”くらいにアレな部分が最近はとみに突出してきてテキストの面白さを塗りつぶして不愉快さで上書きしてしまっているような。今回は特に他人の土俵なのに自分の作品の宣伝が酷くてなんか…もう見てらんない。

とはいえあれです。「〜〜カナ?〜〜カナ?」「2回言うな」の『秋桜』ネタには今でもニヤニヤしてしまう俺ガイル。まあ、今だと『ひぐらしのなく頃に』のレナだと思われそうでがっつり凹みますが。せつなげにささやけ。

そういえばツンデレの語源(と一説には言われる)ヒロインを生み出したのも『秋桜』でしたね…本文中で「ツンデレ」について語る部分、それを思い出すと結構ニマニマ。読み終わってから気づいたけど。

あー、『秋桜』再プレイしようかなー。ちょうど一緒に読んだ『バカとテストと召喚獣』が好きな人なら絶対ハマると思うよ。まあ今から買えるかわからないけど……。

らき☆すた―らき☆すた殺人事件 (角川スニーカー文庫)

らき☆すた―らき☆すた殺人事件 (角川スニーカー文庫)

『バカとテストと召喚獣3』(ファミ通文庫)

楽しめるようになってきた。

ラノベサイト杯でかなりの良評価を獲得した本シリーズ。とはいえ2巻まで読んでの感想は「そこまで騒ぐほどの面白さかなぁ……?」というものだったのですがこの3巻は面白く読めました。なんだろう、「話題の新人をチェックしてやろう」とかいう気持ちがなくなったからかな。それとも単に慣れたとか純粋に作者の力量が上がったとかかしら。

アホでバカが押し込まれる最下位クラス・Fクラスのぼんくらーずが阿呆でダメダメな目標(今回は”お風呂を覗こう”)に無駄な熱さを見せてそれが笑いを誘います。一瞬でもかっこいいとか思ったら負けだ!負けた!

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)