2007-01-08から1日間の記事一覧

『ぼくと魔女式アポカリプス 2 Cradle Elves Type』(電撃文庫)

……おや、割と密度が濃くて良作ですな?というわけでラノベでも辺境な鬱グロジャンルの新星(1年前)「魔女カリ」の2巻。親しいキャラが気軽に犯人だったり犯されたり殺されちゃったりするというそんなタイプの話。正直このタイプは描写が下手だと単なるキ…

『ぼくと魔女式アポカリプス 2 Cradle Elves Type』(電撃文庫)P243

「(…)意志を持って選ばねば、選択など無意味なのだ。なぜだかわかるか?」 「……いや」(…) 「必ず後悔するからだよ! その選択の正誤に拘わらずな!」(…) 「(…)選ばなかった未来に到達できるものがいない以上、選択肢には間違っている可能性が絶対に…

『神様のメモ帳』(電撃文庫)

さあぶっちゃけ今月一番の期待作です!悪い意味で!「ニート探偵」「ニートティーン・ストーリー」――これほどあらすじで興奮した(悪い意味で)作品があったでしょうか反語。ましては『火目の巫女』のあとがきに縦読みを仕込んだ2chコテハンなら尚更のこ…

『神様のメモ帳』(電撃文庫)P216

「神様は洪水の後に、すべての生命に四つの塩基でもって祝福の絶対命令を刻んだ。知っているだろう、『産めよ、増えよ、地に満てよ』だ。ぼくらは――それを書き忘れられたのさ」

『神様のメモ帳』(電撃文庫)P29

「そもそもニートは文化依存症だ。我が国のような富強国でしか生まれ得ない。我々はもっとニートを誇るべきだ! ニートを育んだ国土を愛し、内外の敵から守るために立ち上がらなくては! 量産型ではなく精鋭のニートを募り切磋琢磨し、日本新党(にいと)を…

『あんでっど★ばにすた!』(電撃文庫)

うーん。イマイチのめりこめなかったなー。所謂”魔法がちょっとだけ使える人がいる現代”の学園日常モノ(あまり学園にいなかったけど)なのだけれど、魔法と魔法関連の機関、道具の説明に終始していて肝心のドラマの部分が薄い。魔法知識といい、過去のエピ…