名台詞
「(…)意志を持って選ばねば、選択など無意味なのだ。なぜだかわかるか?」 「……いや」(…) 「必ず後悔するからだよ! その選択の正誤に拘わらずな!」(…) 「(…)選ばなかった未来に到達できるものがいない以上、選択肢には間違っている可能性が絶対に…
「神様は洪水の後に、すべての生命に四つの塩基でもって祝福の絶対命令を刻んだ。知っているだろう、『産めよ、増えよ、地に満てよ』だ。ぼくらは――それを書き忘れられたのさ」
「そもそもニートは文化依存症だ。我が国のような富強国でしか生まれ得ない。我々はもっとニートを誇るべきだ! ニートを育んだ国土を愛し、内外の敵から守るために立ち上がらなくては! 量産型ではなく精鋭のニートを募り切磋琢磨し、日本新党(にいと)を…
「自分にとって都合が良い事ばっかしてくれる人間関係なんてのは存在しないじゃん。本当の意味で自由で誰にも邪魔されないってのは、言い換えれば何をやっても誰にも気づいてもらえないって事を意味してるからなー」 黄泉川は一方通行の腰から手を離し、 「…
「後悔なんてのは所詮は自分のためにするものよ。他人のために何かしたいんだったら振り返っている暇なんてないの。わたしはいつもそうしているわ」
「ただ、よく言う人がいるだろ。日本の歴史教育は、自虐的で、だから若者が国に誇りを持てない、って。あれが俺には納得できないんだよな」お兄さんは言った。「若者が日本に誇りを持ってなくて、大人を小馬鹿にしてるのは間違いないだろうけどさ、それって…
「彼女は、お前が信じてくれればいいと言ったんだろう? なら、お前が信じてやれ。(中略)それにな、如月。信じるということは、人間の脳に与えられた偉大な力の一つだぞ。」
「何もしてないよ、僕はまるで何も」 「全然そんなことはないのよ。自分に価値を認めないのは、もう止めた方がいいわ」
「確かにね、かつて持っていたはずなのに失くしてしまったものって、どう言えばいいんだろう、切ない、ですよね。若さとか、さ。 でも、そこにいつまでもこだわっていたら、敬輔さんがかつての敬輔さんと比べることを止めなければ、それはとても不幸だと思う…
だいたい”青春”が”輝いていた”なんて、ばかな大人の、腐った魚の目をした廃人みたいなやつらの、謎の集団幻覚だと思うもん。世の中、そんな謎の映画とかドラマとかで溢れてるけど、あんなの嘘だよ。輝いてた過去なんて、現在のその大人と同じ時間軸で繋がっ…
「要するにさ、少女というのは近代の産物なんだよ。(中略)」 「近代以前には、人々はこども時代からとつぜん大人になったんだ。なぜなら彼らには生活があり、働かなくてはならなかった。結婚や出産もずいぶん早い時期から始まったろう? ぼくたちがロース…
(※受験生同士の会話) 「ねえ長島……”ゆでガエル”の話って知ってる?」 「なんだそれ」 「あのね、熱湯にカエルを放り込むと、あわてて飛び出すでしょ」 「そりゃまあ、そうかな」 「でも、水から少しずつ温度を上げていくと、気づかないでそのまま煮えちゃ…