ライトノベル

2006年下半期ライトノベルサイト杯

■2006年下半期ラノベサイト杯開催のお知らせというわけでさっさとやってしまいましょう、2006年下半期ライトノベルサイト杯。他の人のを見てしまうとつい別のに投票したくなってしまいますからw(←生粋のひねくれ者) それにしても下半期だけで721冊あると…

『疾走する思春期のパラベラム』(ファミ通文庫)

思ったより面白かった。ぶっちゃけ絵買いした後に「あ、作者深見じゃん!」と気づいた罠。いや実は著作を読んだことはないんですが地雷万歳富士ミススレにおいて深見真とはそれだけ偉大な作家なわけですよ。いい(=富士ミス的な)意味で。とはいえ最近は『…

『疾走する思春期のパラベラム』(ファミ通文庫)

Si vis amari,ama. ――愛されることを望むなら、愛せよ。Si vis pacem parabellum. ――シィ・ウィス・パケム・パラベラム。 汝、平和を望むなら戦争に備えよ。

『「時空のデーモン めもらるクーク」〜世話焼き悪魔の内縁物語〜』

公式サイト丸戸史明氏といえば『ショコラ 〜maid cafe "curio"〜』『パルフェ 〜ショコラ second brew〜』『この青空に約束を―』(3作とも戯画)で根強い人気のシナリオライターさんですね。その丸戸氏の初ノベル(同人誌)。夏コミのショップ委託が今やっと…

『material/Zero』(TYPE-MOON)

『フェイト/ゼロ vol.1「第四次聖杯戦争秘話」』をコミケで買うとついてきたミニ冊子。友人から貰ったヽ(*´Д`*)ノ 登場人物のラフと奈須・武内・虚淵がそれぞれちょっとコメントという感じ。雨生と遠坂葵のイラストは本編vol.1にはないので嬉しい。てか雁夜…

『フェイト/ゼロ vol.1「第四次聖杯戦争秘話」』(TYPE-MOON)

しゃむさん大好き過去話。いやホント大好きなんですよ。こう、時系列順に「あーっ、死んだーっ!('A`)」って吃驚するのより「あー、今幸せそうでもこの後死んじゃうんだよなぁ(´・ω・`)」とじわじわと長く心臓を掴まれている感じが。マゾじゃないよ。というわ…

『DDD 1』(講談社BOX)

まー、このサイト閲覧者層を考えても今更奈須きのこを他ラノベなどと同様に「おすすめ」「紹介」なんて烏滸がましいわけで。奈須きのこがある程度わかった上で「値段分の価値があるかと言えばある。雰囲気は『空の境界』。」という印象さえ言ってしまえば十…

『DDD 1』(講談社BOX)P143

「いいですか。無条件に愛されなかったもの、社会に迫害された人間は、総じて自身の価値を喪失している。愛されなかったから、居場所を与えられなかったから、自分に価値があると思えない。一生卑屈に生きていく。その欠落、マイナスを取り戻す事はできませ…

『クライム・ハウンド』(集英社スーパーダッシュ文庫)

中世ファンタジーな雰囲気で岡っ引き(十手持ち)の見習いの少年少女を描いた作品。少年誌的なノリで暗さがなくポジティブで爽快感を目指した感じ。基本善人でみんないい人ばっかりー、このいい仲間で悪を倒してみんなを守るぞー、みたいな。個人的嗜好とし…

『ぼくと魔女式アポカリプス 2 Cradle Elves Type』(電撃文庫)

……おや、割と密度が濃くて良作ですな?というわけでラノベでも辺境な鬱グロジャンルの新星(1年前)「魔女カリ」の2巻。親しいキャラが気軽に犯人だったり犯されたり殺されちゃったりするというそんなタイプの話。正直このタイプは描写が下手だと単なるキ…

『ぼくと魔女式アポカリプス 2 Cradle Elves Type』(電撃文庫)P243

「(…)意志を持って選ばねば、選択など無意味なのだ。なぜだかわかるか?」 「……いや」(…) 「必ず後悔するからだよ! その選択の正誤に拘わらずな!」(…) 「(…)選ばなかった未来に到達できるものがいない以上、選択肢には間違っている可能性が絶対に…

『神様のメモ帳』(電撃文庫)

さあぶっちゃけ今月一番の期待作です!悪い意味で!「ニート探偵」「ニートティーン・ストーリー」――これほどあらすじで興奮した(悪い意味で)作品があったでしょうか反語。ましては『火目の巫女』のあとがきに縦読みを仕込んだ2chコテハンなら尚更のこ…

『神様のメモ帳』(電撃文庫)P216

「神様は洪水の後に、すべての生命に四つの塩基でもって祝福の絶対命令を刻んだ。知っているだろう、『産めよ、増えよ、地に満てよ』だ。ぼくらは――それを書き忘れられたのさ」

『神様のメモ帳』(電撃文庫)P29

「そもそもニートは文化依存症だ。我が国のような富強国でしか生まれ得ない。我々はもっとニートを誇るべきだ! ニートを育んだ国土を愛し、内外の敵から守るために立ち上がらなくては! 量産型ではなく精鋭のニートを募り切磋琢磨し、日本新党(にいと)を…

『あんでっど★ばにすた!』(電撃文庫)

うーん。イマイチのめりこめなかったなー。所謂”魔法がちょっとだけ使える人がいる現代”の学園日常モノ(あまり学園にいなかったけど)なのだけれど、魔法と魔法関連の機関、道具の説明に終始していて肝心のドラマの部分が薄い。魔法知識といい、過去のエピ…

『とある魔術の禁書目録 12』(電撃文庫)

正統派ツンデレたる「とある科学の超電磁砲」(同人誌タイトルみたい…)御坂が遂に本領発揮ですよ奥さん。前回の運動会の罰ゲームの名目でデート。罰ゲームの名目で(&特典のストラップが欲しいからという名目で)携帯のペア契約。契約のために必要だからと…

『とある魔術の禁書目録 12』(電撃文庫)P139

「自分にとって都合が良い事ばっかしてくれる人間関係なんてのは存在しないじゃん。本当の意味で自由で誰にも邪魔されないってのは、言い換えれば何をやっても誰にも気づいてもらえないって事を意味してるからなー」 黄泉川は一方通行の腰から手を離し、 「…

『とらドラ 4!』(電撃文庫)

( ゚∀゚)彡 亜美!亜美!世間的には実乃梨株が急上昇していることは想像に難くないので当方は亜美を応援しておきます。性悪は確かに性悪で引くくらいですが222Pが素敵すぎたので。彼女は本格的にデレたら凄いことになりますよ!?……まあ最終的に竜児とくっ…

貴子潤一郎『煉獄のエスクード2 The Song Remains The Same』(富士見ファンタジア文庫)

★★★★★★★★★☆是非とも1巻を読んでいただきたいので詳しいことは語らず(笑) ただ、表紙をめくった先のカラーページ1枚目の絵は良いなぁ。アイリスの無邪気な可愛さと天真爛漫さが絵から感じられて最近で一番好きな挿絵かも。

貴子潤一郎『煉獄のエスクード RAINY DAY&DAY』(富士見ファンタジア文庫)

★★★★★★★★★★(オススメ!)やっぱりこの作者は凄ぇや。ファンタジア大賞受賞作『12月のベロニカ』から2年半ぶりの長編ですよ。『ベロニカ』が気に入った人ならまず間違いなくオススメの名作です。シリーズの1冊目なので続巻を見据えて抑えめなのかと思っ…

三雲岳斗『アスラクライン2 夜とUMAとDカップ』(電撃文庫)

★★★★★★★★☆☆次巻に期待だな!(謎↑があとがきを読んだ感想。別に今巻が途中が尻切れトンボとかそういうわけじゃないですが。ただ単に期待してるだけですヨ。騙されてないといいなぁ。で、サブタイトルとかあらすじとか帯とか読むと平凡な萌え話にしか見えない…

新井輝『ROOM NO.1301 #6お姉さまはストイック!』(富士見ミステリー文庫)

★★★★★★★★☆☆ 厚いわりに話が進まねぇ(;´Д`) 比較的テンポが早いシリーズだと思っていたので余計にそんな風に思うのかもしれませんが。そして今回の見所はプロローグでホタル派の敵圭一郎が登場したことでしょうかね、やっぱり。意外といい奴じゃん?圭一郎…

周防ツカサ『インサイドワールド』(電撃文庫)

★★★★★☆☆☆☆☆ 第5回電撃hp短編小説賞<大賞>受賞作――の、はずなんですが……正直これが大賞とは思えない… 「エスケープ×エスケープ」 ……えっと、新人無名ライターが泣き系エロゲシナリオ書きましたって感じ。しかもシーンだけ思いついている感じでストーリー…

古橋秀之『ある日、爆弾がおちてきて』(電撃文庫)

★★★★★★★★★★「生きてるのって、すごくたいへんだよね。先が見えなきゃ不安だし、かと言って、見えちゃったらゼツボーだし、”未来”とか”将来”のことって、どっちにしても苦しいばっかりだよ」 「……なに言ってるんだよ、広崎……」 「だからみんな、目先のことに…

成田良悟『世界の中心、針山さん』(電撃文庫)

★★★★★★★★☆☆ 成田作品初巫女キャラキ…(-_-)キ(_- )キ!(- )キッ!( )キタ(. ゜)キタ!( ゜∀)キタ!!( ゜∀゜ )キタ━━━!!! なのになんでそれらしいシーンとか挿絵がありませんかシット!いやがらせかチクショウ そんな感じで”ミスター・ハッピーエンド”成田良…

電撃文庫は出てるのにROOMが売ってない不思議。

購入物●世界の中心、針山さん 著/成田良悟 イラスト/ヤスダスズヒト&エナミカツミ ●アスラクライン(2) 著/三雲岳斗 イラスト/和狸ナオ ●ある日、爆弾がおちてきて 著/古橋秀之 イラスト/緋賀ゆかり ●インサイド・ワールド 著/周防ツカサ イラスト/森倉 円 ●…

桜庭一樹『少女には向かない職業』(ミステリ・フロンティア)

★★★★★★★★☆☆ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488017193/qid%3D1128307551/250-3416287-2597032用意するものはすりこぎと菜種油です、と静香は言った (何度も言ってますが)てっきり「女には向かない職業」のオマージュであり、桜庭一樹版コーデ…

竹井10日『ポケロリ りぼんの章』(角川スニーカー文庫)

★★★★★★☆☆☆☆http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4044712018/qid%3D1128079280/250-3416287-2597032 うーん…… というわけで知ってる人は知ってるエロゲライター竹井10日(とうか)氏がライトノベルデビューですよっ!っていう今作。 うーん……正直、竹…

「わたしたちの田村くん」は本当に面白かったのか?

http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20050924/p2 こういう意見が出てくるのって世間が面白いという作品を「自分も面白いと思わなくていけない(=面白く思わないのは変だ)」みたいな強迫観念があるから? 私は「人は人、自分は自分」で偶々その作品が好きな人…

ある高校の課題図書にブギーポップと乙一。(from 電撃文庫・電撃hp総合スレッド・46)

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1127301382/53- しかも「パンドラ」。読んでる人のチョイスだ(笑) ところで乙一がいることに驚きつつもなんで「夏と花火と私の死体」? 学校の課題図書にするなら「きみにしか聞こえない」とか「しあわせは子…