ライトノベル

『世界平和は一家団欒のあとに』(電撃文庫)

「元・異世界を救った勇者」の父親と「元・異世界の姫君」である母親から生まれた男女6人の子供たち。子供たちもそれぞれ1人1人が「物語のヒーロー」になるべく運命を持って頻繁に世界の命運を握る事件に巻き込まれては解決するという出来事が日常ちゃめしご…

このライトノベルがたかい!中古価格が原価超えなライトノベル

キタ━━━( ゚∀゚ 北山猛邦 Part1.5 )━━━ヤマ930 名無しのオプ sage New! 2007/02/15(木) 03:20:15 id:GnkJtvKO 『アルファベット荘事件』って、結構良い値段ついてるのね。 知らなかったよ。 (・∀・)ほう ちなみに最近プッシュしている『城シリーズ』『少年検閲官…

『Room No.1301 しょーとすとーりーず・すりー』(富士見ミステリー文庫)

脇役メインな短編第3弾。今回メインとなってる子たちの中では狭霧が好きなくらいで、ツバメとか鈴璃は「ヒロイン」とは思えないのでなんか食指が…。シリーズの短編として面白かったけど、本編への飢餓感が強くなった感じ(笑)今回のみどころはさぎりんが「…

電撃hp vol.46『ウィザーズ・ブレイン』特集

ウィザブレ。私がラノベに転んだ原因にして(つまりこのサイトの原因)5年経った今も全ラノベ中1番のお気に入りです。そのシリーズが電撃hpで特集ですよ! 評判は良いのにこういう販促的なものから縁遠かったからなぁ……うむ。信者ならば「買い」な1冊。以…

『ミミズクと夜の王』(電撃文庫)

とても綺麗で、優しい童話。村人に奴隷として虐げられ続けた白痴の少女ミミズクは深い森の奥で「魔物の王」の青年と出会い、自分を食べて欲しいと望む。その望みが叶えられないまま、自らの境遇を「不幸」とすらわからない純朴な少女は孤高な夜の王、そして…

『ミミズクと夜の王』(電撃文庫) あとがきP265より

私安い話が書きたいのよ、と、熱に浮かされた病人みたいに、たち悪くくだを巻く酔っぱらいみたいによく言ったものです。私安い話を書きたいの。歴史になんて絶対残りたくない。使い捨てでいい。通過点でいいんだよ。大人になれば忘れられてしまうお話で構わ…

『扉の外』(電撃文庫)

電撃小説大賞<金賞>。受賞時のタイトルは『もしも人工知能が世界を支配していた場合のシミュレーションケース1』で、この胸キュンタイトルに比べて『扉の外』との改題は地味になっちゃったなぁ、と思いましたが読み終えてみると深いタイトルで見直しまし…

『なつき☆フルスイング! ケツバット女、笑う夏希。』(電撃文庫)

ケツバット女。なんとも興味引かれるワードじゃないですか、ケツバット女。はい、というわけで電撃文庫13期の新人4人がデビューの今月。受賞作発表時全ての話題をかっさらったのは<銀賞>『ケツバット女、笑う夏希。』でした。刊行に際してサブタイトルにな…

『学校を出よう!』(電撃文庫)

新刊じゃない感想って久しぶりかも?さて時代の寵児となった「ハルヒ」にも当然1巻というものはあるわけで。2003年、作者の谷川流は「ハルヒ」でスニーカー文庫で大賞を取りデビュー、かつ電撃文庫でも本作「学校を出よう!」で二冊同時デビューという異例の…

『パーフェクト・ワールド Book.2 Two to Tango』(講談社BOX)

西尾に比べて読者が少ない気がする、もうひとつの大河ノベル(実際入荷数が3倍差でこっそり泣いた)。ぶっちゃけこっちのほうがお金を払って手元に置く価値があると思います。清涼院流水という天才の圧倒的才能の前にひれ伏すしかない。12巻続いたらホント大…

『刀語 第2話 斬刀・鈍』(講談社BOX)

12ヶ月連続「大河ノベル」第2巻です。正直1ヶ月に1冊というスパンはついうっかり「全部出てからまとめて読めばいいんじゃね?」と積み本フラグな発言をしたくなってしまいますが果たしていつまでついていけるでしょうかw いや、リアルタイムに読むのが醍醐…

『少年検閲官』特別冊子状況。

キタ━━━( ゚∀゚ 北山猛邦 Part1.5 )━━━ヤマ より。 867 名無しのオプ sage New! 2007/02/03(土) 01:09:17 id:XgSN/M29 都内冊子付き在庫状況。2/2 20〜21時現在 ・新宿…3階新刊コーナーに平積み。見たところ冊子付きは残り7冊。 ・池袋…5階(多分)新刊コーナー平…

『少年検閲官』(ミステリ・フロンティア)

まさにミステリ・フロンティア。アイディアの枯渇と焼き直しでしかないという問題に苦しむミステリ業界において真摯に新たなトリックを開拓しつづける作家・北山猛邦。政府により「本」が規制され「本」を知る者が殆どいない世界。「本」を所持することは重…

『少年検閲官』(ミステリ・フロンティア)P213

「私は完璧な検閲官だが――心は失われている」エノは軽く胸に手を当てた。「ここもすでに検閲済みというわけだ。それはすべてにおいて都合のいい、よりよい形であるはずなんだ。しかし、君の目を通して見た時、まだ私の心の何処かに失われていない何かが見つ…

『少年検閲官』(ミステリ・フロンティア)P202

「僕の推理が正しければ君は――人魚なんだ」

『声で魅せてよベイビー』

理系男子の恋愛青春モノ。この食い合わせの悪さを見事に描ききった才能に感服。どう見たってやりにくいですよ、恋愛を論理的に把握したり、相手の機嫌を損ねようとも正論をぶっちゃう主人公の少年の恋愛話なんて。読者としてもこの少年の考え方と行動が理解…

『声で魅せてよベイビー』P259

『ワタシは一人で戦える。戦えるつもりでいる。でも、他の人はどうなんだろう。そういう風に、いつも不安に思っているの。 当然よね。だってみんな、とっても幸せそうに生きているんだもの。どうみても一人で戦っているように見えないのに、ものすごく幸せそ…

『108年目の初恋。』(ファミ通文庫)

ヒロインは「旧校舎」(そのもの)いやもうこの一言でしょうw 途中から擬人化(もとい顕現)して女の子の姿になるとは言え、途中までは無鉄砲な少年を微笑ましく見つめるだけのヒロイン(旧校舎)。これが序盤で顕現してたら一束いくらの作品なんですが、割…

【気が向いたらのライトノベル週報様より】 ■電撃屋.com 電撃文庫 特別誌上通販 通販限定本「遭えば編するヤツら」 申込締切:2007年1月31日(水) あっぶねーっ! 慌てて注文。『終わりのクロニクル』の川上稔が電撃文庫に所属する作家を登場人物にして描く通…

『かのこん 6 ナギサのぱいぱいぷー』(MF文庫J)

相変わらず内容がないエロコメ。だがそれがいい。というか毎度毎度「切ろう」と思ってるのになんで買ってるんだろ……作者の限界の向こう側を見たいからでしょうか。前回トバしすぎたのか今回は控えめ……だと思う。ひょっとして感覚が麻痺してるのかもしれない…

『暗闇にヤギを探して 2』(MF文庫J)

少し不思議な日常ラブコメ。になるのかな。一言で言うと。シリーズ通しての大きな流れとかその巻の「事件」なしに主人公周りの人間関係のみでのストーリー展開が逆に珍しい感じ。今回は「ギャルゲテンプレ無味無臭主人公」を巡って、「主人公の書いた紙しか…

『学校の階段 4』(ファミ通文庫)

誰もが予想外だった実写映画化が決定した「階段部」の少年少女を描いたシリーズ4作目。前巻のヒキでダークサイドな笑みを浮かべていた「階段部」ブレーン・三枝。体育祭の後、突然に「退部届」を提出しそれを受理させるため「階段部」に悪言を吐き追い込ん…

『クジラのソラ 02』(富士見ファンタジア文庫)

うお!そうくるか!1巻で提示された割と期待が膨らむ「今後の展開予想」を早くも2巻でぶん投げ、よりもっと面白そうな展開に持っていきました。いや、すげぇ。そしてガッチガチに密度高いなぁ。1冊読み終わってすこぶる満足な溜息が出ます。菊池政治のイラ…

『太陽戦士サンササン』(富士見ファンタジア文庫)

おや。タイトルからして新人賞4作品のうち真っ先に地雷に違いないと確信していた作品だったのですが……面白くね?作者が真性に「太陽戦士サンササン」とか「閃光魔術 地獄バーニングッ!!」をかっこいいと思っているのではなく、主人公も「恥ずかしすぎるわ…

『鋼鉄のレギオス』アニメ化?

富士見ファンタジア文庫・ドラマガ総合スレッド28 381 イラストに騙された名無しさん sage 2007/01/19(金) 21:13:29 id:YmG+HeuP レギオスといえば、青田買いスレにこんなのがあったが、流石にアニメ化は時期尚早だよなぁ 588 :ななし製作委員会 :2007/01/…

『ヴァーテックテイルズ 麗しのシャーロットに捧ぐ』(富士見ミステリー文庫)

残酷、というか性格が悪いホラー。「へぇー、これを富士ミスで出しちゃうんだ?」と普段「地雷だ」「どこがミステリ?」といいながら富士ミスLOVEなのでちょっとショック。マーダーライセンス使いまくりか。 とある屋敷で夫妻に仕えるメイドのシャーロッ…

『僕たちのパラドクス Acacia2279 』(富士見ミステリー文庫)

第6回富士見ヤングミステリー大賞<大賞>受賞作。……大賞?ああ、富士ミス的な意味でいえばお前がナンバーワンだ!……しくしく。読み始めた瞬間から「♪」とか「〜」な語尾と、なんか初心者臭がする盛り上がらない文章から脳内アラートがビンビンだったのです…

『マテリアルゴースト 4』(富士見ファンタジア文庫)

「死にたがり」少年とヒロインたちのほのぼの団欒トークが楽しい幽霊ストーリーも佳境、最終巻1つ手前。絶望的な出来事があったわけではないけれど積極的に生きる理由もないので「あー、地震でも起きて死なないかなぁ」というような主人公に共感できるなら…

『イヴは夜明けに微笑んで』(富士見ファンタジア文庫)

うおおおおおおおおおおおおおおおうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおど真ん中クリティカル。超ストライク。いやもうツボ中のツボですよ。大好きだこういうセツナサオーラが漂ってる綺麗な話。物語の主軸は<名詠>(めいえい)と呼ばれる技能。あり…

『シャギードッグ 天使の序章』(GA文庫)

作者の過去の著作を見ると割と世代が古い感じのファンタジー畑の人っぽかったのでどうかなぁ、と思いつつ宮城(『され竜』)絵の表紙がえらいかっこいいので表紙買い。うむ、これはアタリですね。近未来SFっぽい世界のボーイ・ミーツ・ガールもの。一般人た…